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9月29日・黄笠・小説でも小話でもない、ただの妄想をつらつらと。
9月24日・黄笠2「つめたいて」
9月24日・黄笠1「あたためて」
9月20日・斎左之9「くちづけの意味」
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特技は何でもBL変換すること。
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カタギリ×グラハム
「prize」&あとがき
大人な二人を書ければ…と
模索中です。
エロ担当な感じで頑張りたい。
#3を見ての妄想。
グラハムがガンダムと交戦した後の
ユニオン輸送機内での二人
「jealousy」の続き
Hはないです。イチャイチャしてる…デス。
■■■■■■■■■
「prize」
「ふられたな」
グラハムの自嘲気味な声の後、沈黙が部屋を包んでいた。
その中で、カタギリは瞳に映るグラハムを目蓋で一度遮り、データをまとめていた画面にゆっくりと目を向けた。
「慰めてはくれないのか?」
カタギリの指が優雅に動くのを見ていたグラハムは、口角をあげて呟いた。
「そんなに落ち込んでいるようには、見えないけどね」
近付いてくる気配を感じても気にする事なく、カタギリは画面から目を離さず、笑みを含んで返す。
「それに、………」
視界に影を落とされてようやく顔を上げてみると、グラハムは尚も歩を進めてカタギリの膝を跨いだ。
自分の影に陰るカタギリの瞳と目が合うと、グラハムは
「それに?」
と──続きを促した。
悪戯を仕掛けているかのようなグラハムに、カタギリも顔を綻ばせた。
「『褒美』なんじゃなかったのかい?」
カタギリの疑問符をやわらかく食んだグラハムは、ゆっくりと唇をはなした。
「どうしたの?」
「うるさい口を閉ざしてやっただけだ。判っているなら、訊かずに行動に移したらどうだ?」
「そうしたいのは、やまやまなんだけどね」
残念──そう続けるような表情に、グラハムが怪訝な視線を投げる。
「本部に呼ばれてるんだよ、二人してね」
「だから?」
理由になっていないとでも言いたげに、グラハムは首を傾げ、その角度のままカタギリの唇に自分のを重ねた。
「──もうすぐ着くよ」
「シャワーを浴びる時間はある」
「グラハム」
「着替える時間も…」
会話の合間にキスを繰り返す。それは徐々に熱をおびて、グラハムの体温を上昇させた。
「カタギリ……」
艶めく声に、カタギリも釣られてゆく。
唇はいつの間にかはなれる事なく、深く、互いの舌を求め合っていた。
「…グラハム……ダメだよ」
自分を抑えられるギリギリのところまで楽しんだカタギリは、やんわりとグラハムを制した。
荒い息、潤んだ瞳をあえて見せつけるように、グラハムは腕の長さまでカタギリから身体をはなした。
「やはり、拗ねているのか?」
瞳に強気な光がおびていて、カタギリはグラハムの壮絶を見た。
「ガンダムにかい? それは違うよ」
「じゃあ、なんだ」
半端な答えを許さないという気概に、カタギリは真剣に告げた。
「僕は、しつこいんだよ? こんな短時間じゃ、満足できないよ。君も知っているだろ?」
「──熟知している」
いやらしい笑みを浮かべたグラハムは、身体を倒すように再びカタギリへと近付いた。
「それで…私はこのままでいろ、と?」
体にピッタリとフィットしたパイロットスーツは、グラハムの下肢の高ぶりを見せつけていた。
「そんな酷なことはしないよ」
──けど、ご褒美は部屋に戻ってからね。
そう耳元に囁くと、グラハムはピクリと身を竦めた。
〈終〉
■■■■■■■■■
わちゃちゃ…
エロくなくてスミマセン…。
どうしたものか。
気付いたんですが、私…ラブラブエロを書いた事が…ないっぽい。
しかし、ハムっちの「熟知している」が書けたので私的には楽しかったです。
自己満足!