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9月29日・黄笠・小説でも小話でもない、ただの妄想をつらつらと。
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特技は何でもBL変換すること。
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ガンダム00
カタギリ×グラハム
「red」&あとがき
大人な二人を書ければ…と
模索中です。
エロ担当な感じで頑張りたい。
先日見た夢を文章化。
赤褌ハムのお話。
Hはないです。
■■■■■■■■■
「グラハム。これ――」
自動開閉の扉が横へと流れ、カタギリは資料に落としていた視線を上げて、部屋にいた主の姿を見た瞬間、中へ入ろうとしていた足を、一歩、後ろへ退いた。
扉で閉じられていく視界。部屋の中からは、確かにグラハムの声でカタギリの名を呼んでいるのが聞こえる。
(……白昼夢……いや――幻覚、だな。疲れているんだ)
冷静な自分の判断に、片手で眼鏡を押し上げ、そのまま瞼の上から軽く押さえた。じんわりとした刺激が心地良い。
「何をしているんだ、カタギリ」
深呼吸をしようと大きく息を吸い込んだカタギリは、一瞬にして仕方を忘れ、そのまま空気を嚥下した。
「入らないのか?」
目の前はいつの間にか、扉からグラハムへと代わっていて…その姿は――幻覚のままだった。
裸体に赤い布を腰に巻いているだけの、グラハムが立っていた。
これは現実だ!
「――――――ッッッ!!!!」
そう認識した直後、カタギリは素早くグラハムを部屋の中へと押し込んだ。人の通りが無かったにせよ、こんな姿をいつまでも晒しておけない。
「おッ、ちょッと、何だよ」
無闇に後退させられ、戸惑うグラハムは、扉が閉まるのを確認していたカタギリがこちらを向くのを待っていたかのように、目が合うと笑んだ。
「ちょうどよかった。カタギリに見せようと思っていたところだったんだ」
そういわれて、カタギリは今一度、グラハムの姿を上から下へと見なおした。
裸体に、赤い腰布。
それ以上でも、それ以下でもなく……。
「……グラハム。何、してるの?」
カタギリにしてみれば、当然の疑問だった。
「何って、知らないのか? これはフンドシと云って、日本の男性下着なんだぞ」
「…………」
「褌にもいろいろあって、私が着けているのは、ロクシャクフンドシというものだ」
ほら、こんなに長いんだぞ。
近くの机の上から赤い布を掴んだグラハムは腕を上げ、自分の背丈を超える長さなのだと見せた。
「海の真ん中で船から投げ出されたら、フンドシを解いて、できるだけ長く腰からたらして泳ぐんだそうだ。万が一、サメに遭遇しても奴らは自分たちより大きいものは襲わないらしい。フンドシとは、よく考えて作られたものなんだな」
関心しきりに赤い布を見つめるグラハムに、カタギリは嫌な予感を募らせる。
(……もしや)
そう思う間に、グラハムの手がこちらへと近づいてくる。赤い残影と共に……。
「カタギリもどうだ? つけ方なら、私が教えてやろう」
「……いや、遠慮しとくよ」
「遠慮などするな。フンドシならたくさんある。エッチュウフンドシにしてみるか?」
後ろにある、日本語が書かれた段ボールへと向いたグラハムが、取り寄せた大量の褌を掻き分ける中、カタギリはこの状況をどう打破するべきかと頭をフル回転させていた。
=終=
■■■■■■■■■
後ろから襲ってしまえばいいよ!
うん、それがいい。
書かないけど。。。
夢に出てきた、赤褌ハムを文章化してみました。
もっと、サクッとできるはずだったのに、3日もかかってしまったよ。実際、書いたのは2日ですけど。
文中に出てくる
「ロクシャクフンドシ」は「六尺褌」
「エッチュウフンドシ」は「越中褌」
です。
そこら辺は、とても言い辛そうにしてたら萌える!
あと、ハムに言わせたウンチク「海に~」のやつは、私が小学高学年か、中学のころに授業で聞いた話です。嘘か本当かは、はっきり言って判りません。ティーチャージョークだったのかもしれない……。
しかし、久しぶりに文章書いたのがこんなんでスミマセン。