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小説の更新記録
10月6日・黄笠3「とびらのむこう」
9月29日・黄笠・小説でも小話でもない、ただの妄想をつらつらと。
9月24日・黄笠2「つめたいて」
9月24日・黄笠1「あたためて」
9月20日・斎左之9「くちづけの意味」


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プロフィール
HN:
夕凪紫雲(ユウナギレンゲ)
性別:
女性
職業:
育児主婦
自己紹介:
ただいま育児奮闘中。
特技は何でもBL変換すること。
人見知りオッサンであります~

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BL・女性向け・同人要素てんこ盛りな小説がおいてありますので、御注意ください
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お疲れ様でした!!
以下は、記録として残しておきます~
(1/15)

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2009年1月11日 C.C.大阪
サークル‥‥ gradation logos
スペース‥‥ 【3号館 U24a】

▼新刊▼
2009/01/11発行
『 endless 』 
◆クラライ◆小説/コピー本/22P/100円/R-18
 終始ベッドの中で…いろいろしてます。互いが自慰をしてたり…
 生温い程度の所為描写あります。

▼既刊▼
2008/08/16発行
s.a.d.jpg『 supply and demand 』
◆ビリグラ◆小説/オフ/32P/300円/R-18 
イラスト;壬生櫻さま
 内訳;
  「 supply and demand 」 書下ろし  
    ビリグラの出会いから、初エチまでの話。
  「 jealousy 」 サイトの小話そのまま
  「 prize 」 サイトの小話そのままと、エチ部分の書下ろし
  「 red 」 サイトの小話そのまま


 



hananowana1.jpg『 花ノ罠。~囚われ人は流露する 』 
◆リボ紅◆小説/コピー本/34P/300円/R-18 
 
内訳;
  「 mortal enemy 」 サイトのそのまま
  「 花ノ罠。~囚われ人は流露する 」 書下ろし
   体調のすぐれないリボを診察するよう頼まれる紅龍。
  「 花ノ微笑。~囚われ人は微睡みの中 」 書下ろし
   腐女子な留美の小話。




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コピー本 クラライ 『 endless 』
 本文より、一部抜粋。

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 ライルのものが直に触れているというのも要因になっているのか、興奮の度合いを示す陰部が、先程よりも硬さを増してきている。
「おいっ、クラウス!」
「ライルに無理はさせないさ。けど、俺もこのままじゃ仕事にならんからな」
 そう言いながら、ライルの腰に回していた手をスルリと解いたクラウスは、掛け布で隠されたその中で、ゴソゴソとしだした。下のほうで、薄い掛け布がクラウスの腕の動きを浮き彫りにしている様は、まぎれもなく、手淫の動作だった。
「ちょ――ッ、な、なにして……!」
 自分のものだけを手に包み擦り続けているクラウスの行動に、ライルは戸惑いを通り越してそのまま硬直してしまった。掛け布の内側で繰り広げられている、クラウスの自慰行為というまさかの状況に視線が縫いとめられる。
 興奮の高みへと昇りつつあるクラウスは、そんなライルに気が付いて吐息を耳に押し当てた。
「なにか、不満?」
 ゾクリと身震いしたライルは、目の前でにやけるクラウスを見て、はたと我にかえった。
「――ぇ?」
 即否定した方が賢明だったのだろうが、聞き取れなかったのだからしかたがない。耳に吹き込まれたクラウスの言葉は、熱い吐息としかライルには認識できず、それは意思をもったもののように、ライルの下肢へと熱を溜めていった。
 体の痛みをも凌ぐ、この感覚を鎮めたくて、ライルは静かに深呼吸を繰り返した。けれど、落ち着こうにもクラウスの気配が邪魔をする。
「なんなら、見てくれても構わないけど?」
「誰が見るかよ! 変態っ!!」
 クラウスが空いている片方の手で掛け布を持ち上げようとしたのを察知したライルは、慌てて摑み、首を締め付けんばかりに密着させた。半勃ち状態になってしまった姿を晒してしまえば、付け上がらせるきっかけになるだろう。
「人のを見てなにが面白いんだ」
「俺は見たいけどな。――そろそろ、ライルも辛いんじゃないのか?」
 激しくなり始めたクラウスの手が、わざとらしくライルの下肢を掠めるように触れてくる。よく知っているリズムなのに、強く与えてももらえない――そんなもどかしさを感じてしまう自分に、思い切りよく頭を振った。

つづきは、コピ本『 endless 』で。
もしかしたら…加筆修正するかもしれません…。内容は変わりませんが、ご了承ください。





s.a.d.jpg

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オフ本 ビリグラ 『 supply and demand 』
 本文より、一部抜粋。
イラスト 壬生櫻さま

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 ふわりと、グラハムの金髪がカタギリの視界を刺激する。
 離れて座っていた距離は、グラハムによって縮められ、今では……腕を伸ばせば彼の体を胸へと引き寄せる事ができる。
 ――彼も、同じならいいのに。
 恋を自覚してしまったカタギリは、もう自分の気持ちを誤魔化すことができず、苦しみと……それを覆いつくすほどの高揚感が、とめどなくあふれてきていた。
 甘く、淡い妄想が現実の感覚を鈍らせ、カタギリは無自覚にも、グラハムの頬へ手を添えた。
「? カタギリ?」
 手のひらに誘われるまま、顔を上げたグラハムは瞬きもせず、近づいてくるカタギリの顔を見続けた。
 ゆっくりと合わさる、唇と唇。
 何度も繰り返される、触れるだけのキス。
 感触を味わうだけでは物足りず、食むように吸ったカタギリは、チュっと響く卑猥な音で我に返った。
「―――――――ッ!」
 鼻先が触れるほどの近くで、感情の見えないグラハムの瞳が、揺れずにカタギリを追っている。
 カタギリは避けずに視線を結び、真摯に謝罪を口にした。
「……ごめん」
 怒りではなく、ただただ静かに、グラハムは訊く。
「謝る理由は、なんだ」
「友愛を……超えたもの、だから」
 はらりと視線が解かれて、カタギリは身構える。
 顔を逸らしたグラハムの口元に、嘲りの笑みが刻まれているように見えたからだ。
「これが、か?」
 グラハムの声に、カタギリは息を呑んだ。
 しかし――
「……え?」
 確かに声の響きは嘲笑をはらんでいたが、返ってきた言葉は、罵倒ではなかった。
「これが、友愛を超えたキスだと?」
 再び見つめる事になったグラハムの瞳には、何かをしむけるような挑発めいた光が含まれている。
「こんなものでは、真意を計り兼ねんな」
 凄艶なほほえみが、カタギリの呼吸を激しく乱した。

つづきは、オフ本『 supply and demand 』で。



hananowana1.jpg
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コピ本 リボ紅  『 花ノ罠。~囚われ人は流露する 』
 本文より、一部抜粋。
イラスト 壬生櫻さま

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 ようやくリボンズの部屋の近くまで辿りついた紅龍は、視線の先にいるスーツ姿の男たちに目が留まった。ぞろぞろと一室から出てくる面々は見知っている、王家の従者だった。
 紅龍に気づくと、皆、会釈をしながらすれ違ってゆく。紅龍も無言のまま軽く頭を下げ、人の流れが途切れたころに顔を上げた。
 すると、最後の一人とおぼしきスーツ姿の男が、ドアを開けた状態で支えていた。ルームナンバーを確認するまでもなく、ここがリボンズの居る部屋で、紅龍の目的地。
「ありがとうございます」
 表情を変えず、礼を言い、室内に足を踏み入れると、背後で男が立ち去る気配がした。
 ゆっくりとドアが動きだし、閉じられたころには、紅龍の肝も据わり、躊躇いも滲ませない足取りで前に見えるドアへ進んだ。
 透明なガラスドアの向こうに、少年の後姿があった。
 リボンズ・アルマーク。エメラルドグリーンの短髪に短躯痩身。こうして見ていると、快活そうな少年だと思えるのに、対面をすると反転する。何もかもを見透かしていそうな瞳や、大人慣れしている云い様は、達観しすぎていて、紅龍が苦手とするところでもある。
「済みません。勝手に入らせていただきました」
 言葉と共にリビングへと入ってきた紅龍を、振り向き見たリボンズは、突然の訪問にも驚いた様子を感じさせず、歓迎するかのようにほほ笑んでいた。
「あぁ、紅龍さん」
 彼の後ろには、方剤に必要な道具や生薬が入れられた瓶がいくつも、大きめなローテーブルに隙間なく置かれていた。
 紅龍の目線に気づいたリボンズが、問いかける。
「王留美さんからだと言われたんですが、何かご存知ですか?」
「ええ。確かに、ここにあるのはお嬢様からのものです。これらの生薬で、今から貴方の症状に合った漢方薬を作ります」
「紅龍さんが?」
「そうです。ではまず、四診を行いますので座ってください」
 紅龍にソファへ座るよう促されたリボンズは、とりあえず従ったものの、目の前で片膝をつきしゃがんだ紅龍へ、言いにくそうに告いだ。
「親切な申し入れは、本当にありがたいと思っていますが、もう大丈夫ですので、お気遣いなく」
「しかし、顔色があまり良くないように見えますが……」
「もとからですよ」
 表情の薄い紅龍の、ほんの微かな仕草を見つけて、リボンズは心をくすぐられたように笑んだ。
「今は気だるさもなく、元気ですよ。その証拠にお腹も空いてきましたし」
「そうですか。では、食事は私が持ってきますので、おとなしくベッドで休んでいてください」
 顔色の悪さが気になるのだろう。紅龍の真っ直ぐな眼差しに、反論するのをやめた。
「はい、わかりました。じゃあ、お願いします」
 言葉だけでは信じてもらえず、電気を落としたままのベッドルームに入り、リボンズが布団をかぶるまで見届けた紅龍は、ようやく部屋を後にした。
 暗く閉ざされたその中は、しだいに、月明かりが窓からじんわりと滲みこんできて、あたりを仄明るくした。
 淡く照らしだされたリボンズは、それすらも眩しいのか、瞳を覆うように手を置く。唯一、あらわになっている口元が、やわらかく綻び、本心を覗かせていた。
 愉悦を形作った唇からは、楽しげに弾む息が漏れ聞こえる。
 ――王留美。何を思ってのことかは判らないが……。
「感謝するよ」
 これからの期待に、リボンズは堪らず呟きを零した。


つづきは、コピ本『 花ノ罠 ~囚われ人は流露する 』で。

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