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9月29日・黄笠・小説でも小話でもない、ただの妄想をつらつらと。
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特技は何でもBL変換すること。
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クラウス×ライル
「 desire 」&あとがき
誕生日小話。
ライル~誕生日おめでと~
ってなわけで、そんなやつです。
話はいきなり
寄宿舎での一幕です!
高校生くらいなふたり♪
なぜかって?
それは、私の頭の中が、寄宿舎からの旧知クラライだからです!!
……すみません。止められない……
中身は全然色気がないです。
漫才してるから。夫婦漫才。
それでも大丈夫!読んでやるわよん!な方のみ、ドウゾ~
■■■■■■■■■
◇ desire ◇
「やっぱり、ここだったか」
通常は立ち入りを禁止されている寄宿舎の屋上で、クラウスは夜空に紫煙をくゆらせているライルを見つけた。
「なんか用?」
一瞥だけくれて、ライルは金網の向こうの景色を無表情のままつまらなさそうに見ている。
「お、そろそろいい時間だな。ライル、ちょっとこっち来いよ」
名を呼ばれたから、振り向いただけ。
来いと言われたから、近づくだけ。
ライルは無表情の下で言い聞かせるように、クラウスが座っている場所まで近づいた。
直に胡坐をかいて座っているクラウスの傍に、紙皿に乗せられたショートケーキがひとつ目に入った。
「なにこれ?」
「ちょっと待て。――5、4、3、2、1――ハッピーバースディ! ライル!!」
「……ぁ」
時刻はちょうど12時を過ぎ、3月3日になったばかり。
ライル・ディランディの誕生日。
「あ! ロウソク忘れた……」
大事なものを用意し忘れたクラウスは、かなり本気でうなだれた。
「なにを落ち込んでんだよ……そんなもん要らねぇって」
子供じゃあるまいし――。呆れて煙草をふかしたライルに、クラウスは真剣な表情で嘆いた。
「大切なことだろ? 願い事をしながらロウソクを消すのは誕生日にしかできないことなんだぞ!」
「願い事なんかねぇし」
「いいや、あるはずだ」
根拠のない断言に、呆れ果てたライルは小さくなった煙草を携帯灰皿にねじ込み、新しい物に日を点けた。
「これでいいか」
クラウスの言葉が聞こえたと同時に、口に銜えた煙草を取り上げられた。
「なにすん――だ……」
持っていかれる煙草の行方を見たライルは、クラウスの言動をうたがった。
「なにしてんの……?」
「ロウソクの代わり」
そう言い切ったクラウスは、ショートケーキに煙草をさしていた。
「で、どうやって消すの?」
「――って、これは冗談だよ」
ささっていた煙草をライルに返して、
「ライター貸して」
クラウスはライルからライターを受け取った。
ケーキが乗った紙皿を手のひらに置いたクラウスは、肩の高さまで持ち上げて、もう片方の手でライターの火を点けた。
「点けるものないから、このままで。ライル、もっと近づいて」
「え? ――けど……」
願い事は、たくさんある。
けれど、それはどれも強欲なもばかり。
だけど……。
口に出さずに願うだけなら、許されるだろうか……。
「クラウスにもっと甘えられますように」
(――――――え!?)
「なにしてんだよ。早く吹き消して」
言われるままにライターの火をけしたライルは、その後呆然とした。
胸の中で願った言葉が、……確かに耳から聞こえた。しかも、クラウスの声で。
「吹き消したって事は、ライルの願い事はあれで正解だったんだな」
「…………………」
「では早速、願いを叶えようか」
否定せずに上目遣いでこちらを窺っているライルに、クラウスは両手を広げて胸へと誘った。
〈終〉
■■■■■■■■■
いつもながら中途半端で…。
お付き合いくださいましてありがとうございます。
ここはどこなんでしょうかね。寄宿舎はどこにあるんだろ?
ロウソク消す時願い事する、そんなお国柄ではないのだろうけど、こんなんしか思いつかなかった。
貧相な脳みそ。。。
誕生日小話書く予定ではなかったので、なんか突貫的でスミマセン。。。
色気もクソもなくてスミマセン。
クラウスさんが、なんか変な感じでスミマセン。
全然かっこよくない……汗
けど、記念なんで。
何かを残せてよかったっていう自己満足でした。