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小説の更新記録 |
9月29日・黄笠・小説でも小話でもない、ただの妄想をつらつらと。
9月24日・黄笠2「つめたいて」
9月24日・黄笠1「あたためて」
9月20日・斎左之9「くちづけの意味」
プロフィール |
HN:
夕凪紫雲(ユウナギレンゲ)
性別:
女性
職業:
育児主婦
自己紹介:
ただいま育児奮闘中。
特技は何でもBL変換すること。
人見知りオッサンであります~
特技は何でもBL変換すること。
人見知りオッサンであります~
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BL・女性向け・同人要素てんこ盛りな小説がおいてありますので、御注意ください
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ガンダム00
ロックオ×刹那
「pillow」&あとがき
「×」と表記するよりは、「+」とした方が正解かも。
甘めです。
刹那はロックオンの前でだけ、自覚なくツンデレになればいい!という思いで書いてます。
苦手な方は、注意です。
ロックオンと一緒に寝ている、と指摘された刹那は…
■■■■■■■■■
ロックオ×刹那
「pillow」&あとがき
「×」と表記するよりは、「+」とした方が正解かも。
甘めです。
刹那はロックオンの前でだけ、自覚なくツンデレになればいい!という思いで書いてます。
苦手な方は、注意です。
ロックオンと一緒に寝ている、と指摘された刹那は…
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pillow
「今日から一人で寝る」
ロックオンの部屋の前、いつもらな当たり前のように入って来る刹那は、俯き、隠しきれない苛立ちをのせて呟いた。
予期していたことに、ロックオンは軽く息を吐き、刹那の頭をポンポンと軽く叩いた。
「そうか」
その言葉を背に自室へと刹那の姿が消えるまで見ていたロックオンは、再び息を吐いた。微かに笑みを覗かせながら。
事は先刻、虫の居所が悪かった組織の仲間との些細な言い争いから。どちらから仕掛けたのか、売り言葉に買い言葉と、収拾がつかない子供の喧嘩は、刹那の心に何かを芽生えさせる言葉で終止符をうった。
「誰かに守られてんのも忘れて、いきがってんじゃねぇよ! 一人で寝れもしないお子さまが!」
今思い返してみても、低レベルな言葉だ。けれど、刹那にとっては琴線に触れるものだった。
守られる者は弱き者。ガンダムマイスターの自分には、あるまじき姿。――そう気を張ったに違いない。
「さぁて、いつまでもつかな」
刹那が考え、大人になることは、見守ってきたロックオンにとって嬉しいことだ。しかし、人は急には変われない。今の刹那からすれば大人の階段は直角に近い。大人の意味を履き違えているなら、足を踏み外して転げ落ちるだろう。
今のまま、背伸びをするくらいがちょうどいい。
けどまぁ、答えを出すのは刹那自身。今回のことは一人でいろいろ考える、いい機会になるかもしれない。
──そう、明かりを落としたベッドの中で考えをまとめ終わったロックオンは、ためらいがちに音が鳴った扉に気付き、手近にあるスイッチで開けて招き入れた。
廊下の明かりで逆光になっていたが、影の姿ですぐに刹那だと判った。
「どうした?」
扉が閉まった暗がりの部屋。手元の明かりをつけようとするのを阻むかのように、押し黙っていた刹那がようやく細い声を出した。
「…枕、交換して」
闇に慣れてきたロックオンが目にしたのは、自分の枕を抱き抱えた刹那の姿。
「交換? 別にいいけど、どうして?」
「…あ、あんたの枕のほうが…使い慣れてる、から…」
歯切れの悪い物言いは、激しい葛藤のせいか。ロックオンは闇の中、バレないように頬を緩めた。
(それでいい…)
子供云々の問題ではない。ただ、互いの温もりを求めての結果なのだから。
刹那が気付いていない──ただそれだけのこと。
(それでいい…)
長い沈黙に、刹那はソワソワ落ち着かないのか、見慣れているはずの部屋を見回しているのが気配で判る。
「交換してやってもいいが、おまえが使い慣れてる枕は俺の腕じゃないのか?」
「うで?」
呟いてようやく意味を理解した刹那が、否定の言を紡ぐより早くロックオンが継いだ。
「枕と腕を交換なんてできねぇよ。なぁ、刹那」
糸で引っ張られるように、名前を呼んだロックオンの元へと歩み寄った刹那は、枕を抱き締めなおした。早鳴る胸の音を、なんとか隠したくて…。
「なんだよ」
言葉はつれなく、けれど覇気なく零れてしまった声が、今の刹那のありのまま。
ロックオンは気付かぬふりで、そっと刹那の腕に触れた。
「ここ来たついでだし、寝ていけよ。腕千切ってやれねぇからさ」
やさしく引き込まれた温もりの中で、刹那は「しょうがねぇな…」とロックオンの胸に呟いた。
冷たくなっていた刹那の体を包んだロックオンは、今度は隠すことなくほほ笑んだ。
「こっちも急に抱き枕がなくなったら…寝付き悪いんだよ」
固くなっていた刹那の身体がほぐれてゆく。頭の中にあった考えでさえ…胸にあった鼓動でさえ、ゆるゆると弛む。
ここは、それが許される──刹那の唯一の場所。
〈終〉
■■■■■■■■■
あとがき…という、いいわけ?
なんだろ…読み返せないほど突発的に書いちゃったな…。人物背景とか判らずにやっちゃって…。
妄想なんで。
スミマセン…
「今日から一人で寝る」
ロックオンの部屋の前、いつもらな当たり前のように入って来る刹那は、俯き、隠しきれない苛立ちをのせて呟いた。
予期していたことに、ロックオンは軽く息を吐き、刹那の頭をポンポンと軽く叩いた。
「そうか」
その言葉を背に自室へと刹那の姿が消えるまで見ていたロックオンは、再び息を吐いた。微かに笑みを覗かせながら。
事は先刻、虫の居所が悪かった組織の仲間との些細な言い争いから。どちらから仕掛けたのか、売り言葉に買い言葉と、収拾がつかない子供の喧嘩は、刹那の心に何かを芽生えさせる言葉で終止符をうった。
「誰かに守られてんのも忘れて、いきがってんじゃねぇよ! 一人で寝れもしないお子さまが!」
今思い返してみても、低レベルな言葉だ。けれど、刹那にとっては琴線に触れるものだった。
守られる者は弱き者。ガンダムマイスターの自分には、あるまじき姿。――そう気を張ったに違いない。
「さぁて、いつまでもつかな」
刹那が考え、大人になることは、見守ってきたロックオンにとって嬉しいことだ。しかし、人は急には変われない。今の刹那からすれば大人の階段は直角に近い。大人の意味を履き違えているなら、足を踏み外して転げ落ちるだろう。
今のまま、背伸びをするくらいがちょうどいい。
けどまぁ、答えを出すのは刹那自身。今回のことは一人でいろいろ考える、いい機会になるかもしれない。
──そう、明かりを落としたベッドの中で考えをまとめ終わったロックオンは、ためらいがちに音が鳴った扉に気付き、手近にあるスイッチで開けて招き入れた。
廊下の明かりで逆光になっていたが、影の姿ですぐに刹那だと判った。
「どうした?」
扉が閉まった暗がりの部屋。手元の明かりをつけようとするのを阻むかのように、押し黙っていた刹那がようやく細い声を出した。
「…枕、交換して」
闇に慣れてきたロックオンが目にしたのは、自分の枕を抱き抱えた刹那の姿。
「交換? 別にいいけど、どうして?」
「…あ、あんたの枕のほうが…使い慣れてる、から…」
歯切れの悪い物言いは、激しい葛藤のせいか。ロックオンは闇の中、バレないように頬を緩めた。
(それでいい…)
子供云々の問題ではない。ただ、互いの温もりを求めての結果なのだから。
刹那が気付いていない──ただそれだけのこと。
(それでいい…)
長い沈黙に、刹那はソワソワ落ち着かないのか、見慣れているはずの部屋を見回しているのが気配で判る。
「交換してやってもいいが、おまえが使い慣れてる枕は俺の腕じゃないのか?」
「うで?」
呟いてようやく意味を理解した刹那が、否定の言を紡ぐより早くロックオンが継いだ。
「枕と腕を交換なんてできねぇよ。なぁ、刹那」
糸で引っ張られるように、名前を呼んだロックオンの元へと歩み寄った刹那は、枕を抱き締めなおした。早鳴る胸の音を、なんとか隠したくて…。
「なんだよ」
言葉はつれなく、けれど覇気なく零れてしまった声が、今の刹那のありのまま。
ロックオンは気付かぬふりで、そっと刹那の腕に触れた。
「ここ来たついでだし、寝ていけよ。腕千切ってやれねぇからさ」
やさしく引き込まれた温もりの中で、刹那は「しょうがねぇな…」とロックオンの胸に呟いた。
冷たくなっていた刹那の体を包んだロックオンは、今度は隠すことなくほほ笑んだ。
「こっちも急に抱き枕がなくなったら…寝付き悪いんだよ」
固くなっていた刹那の身体がほぐれてゆく。頭の中にあった考えでさえ…胸にあった鼓動でさえ、ゆるゆると弛む。
ここは、それが許される──刹那の唯一の場所。
〈終〉
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あとがき…という、いいわけ?
なんだろ…読み返せないほど突発的に書いちゃったな…。人物背景とか判らずにやっちゃって…。
妄想なんで。
スミマセン…
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